はじめに
「Claude Codeを試したいが、インストールと聞くだけで腰が引ける」
非エンジニアの先生方にとって、黒い画面(コマンド画面)は未知の世界に見えるかもしれません。しかし実際にやることは、コマンドを1行コピーして貼り付けるだけです。当社も鑑定事務所であり、エンジニアが常駐しているわけではありませんが、問題なく導入して毎日使っています。
本記事では、Windowsパソコンを使う士業事務所を想定して、契約からインストール、初回ログイン、つまずきやすいポイントまでを順にご説明します。なお、インストール手順は更新されることがあります。実行前に必ずAnthropic社の公式ドキュメントで最新の手順をご確認ください(本記事は2026年7月時点の情報です)。
第1章: 前提 — 有料プランの契約
Claude Code(クロードコード:生成AIが自分のパソコンのフォルダを読み書きして作業する「エージェント型」のツール)を使うには、Anthropic社のClaudeの有料プラン契約が前提になります。2026年7月時点の料金(変動あり)は、Proが月20ドル、Max 5xが月100ドル、Max 20xが月200ドルです。まずはProで試し、使用量が足りなくなったら上位プランを検討する流れで十分です。プラン選びの考え方はClaude Codeの料金ガイドで詳しく解説しています。
もう一点、業務利用の前提として重要なのが、入力データをAIの学習に使わせない設定です。Claudeの有料プランではこの設定が可能です。依頼者情報を扱う事務所では、導入後すぐに設定状態を確認してください(第4章で触れます)。
第2章: インストールの3ステップ
ステップ1: PowerShellでインストールコマンドを実行
Windowsの検索窓で「PowerShell」と入力し、PowerShellを起動します。青い(または黒い)画面が開いたら、次の1行を貼り付けてEnterキーを押します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
これはAnthropic社の公式インストールスクリプトを取得して実行するコマンドです。画面に進行状況が流れ、完了メッセージが出たらインストールは終わりです。
ステップ2: 開き直してバージョン確認
PowerShellをいったん閉じて開き直し(ここが大事です。開き直さないと認識されないことがあります)、次を実行します。
claude --version
バージョン番号が表示されれば、インストールは成功しています。
ステップ3: 作業フォルダで起動してログイン
エクスプローラーで作業用フォルダを作り(例: C:\Users\あなたの名前\ai-work)、PowerShellでそのフォルダに移動してから claude と入力して実行します。初回はブラウザが開き、Claudeのアカウントでログインを求められます。契約済みのアカウントでログインすれば、準備完了です。以後は作業したいフォルダで claude を実行するだけで使えます。
第3章: つまずいたときの対処
- 「スクリプトの実行が無効」等のエラーが出る: Windowsのスクリプト実行ポリシーが原因のことがあります。組織管理のパソコンでは管理者に相談してください。個人のパソコンであれば、実行ポリシーの変更方法を公式ドキュメントで確認のうえ対処します
- 社内ネットワークで接続できない: プロキシ(社内ネットワークの中継サーバー)経由の環境では追加設定が必要な場合があります。ネットワーク管理者に「外部AIサービスへの接続」の可否と設定を確認してください
- ログインがうまくいかない・別アカウントに切り替えたい:
claude logoutを実行してログアウトし、再度claudeを起動してログインし直すのが確実です
第4章: 導入後すぐやること2つ
1. 学習に使わせない設定の確認
業務データを入力する前に、Claudeのアカウント設定で、入力データが学習に利用されない状態になっているかを必ず確認します。事務所として「確認してから使い始める」手順を決めておくと安心です。
2. 作業フォルダの整備
Claude Codeは指定したフォルダの中で作業させるのが基本です。案件ごと・用途ごとにフォルダを分け、「AIに読ませてよい資料だけをそのフォルダに入れる」運用にしておくと、機密管理と作業効率の両方が整います。最初の30分で何を試すべきかは、別記事で紹介している最初の1業務の考え方が参考になります。
まとめ
- インストールはPowerShellに1行貼り付けるだけ。開き直して
claude --version、作業フォルダでclaudeを実行しログインすれば完了 - つまずきの多くは実行ポリシー・プロキシ・ログイン関連。
claude logoutからのやり直しと管理者への確認で解決できる - 導入直後に「学習に使わせない設定の確認」と「作業フォルダの整備」を済ませてから業務データを扱う
インストールから業務の型化までまとめて支援してほしい方は、無料相談にてお気軽にご相談ください。導入前の検討材料として、無料資料「鑑定士のためのAI活用入門」もこちらからダウンロードいただけます。
